new さぶかるメインで

復活! サブカルをメインに批評・考察・提案するブログです。

平野綾の発言について言いたいこと

いろいろ騒ぎになっているようですが……
思うところを書いてみます。


今回、平野さんはテレビで恋愛経験について語ったわけですが、これがまずいとしたら何がまずいのか?
今まで、アイドルのように、イメージDVDでラブレターだのラブストーリーで擬似恋愛だのと、ファンに対して春よりの夢を売ってきたくせに、その夢を自分で踏み潰してしまったことが問題だと思います。


彼氏がいるかどうか、恋愛経験があるかどうかが問題なのではなく、夢を踏み砕いたことがいけない。
彼氏がいたって内緒にしておけばいいんですよ別に。なかば叩きつけるかのように、白日の下に俗をさらしてしまったことが問題なんです。


もし、そういう恋愛経験をどこかのゴシップ誌がすっぱ抜いただけだったら、私は別に問題とまでは言いません。本人が隠そうとしていたならそれで筋は通るというものです。
本人が、自分で売って回った夢を、後になって強引に砕いたことが問題です。
人を呪わば穴二つ、平野綾さんの何か大事なものも同時に砕けてしまったと思いますが……私は業界通ではないので、今後の展開は良くわかりません。


わかりやすくするために、架空の小説家がどういう行動をとったら今回と同じ問題になるかを書いて見ます。
1、架空の小説家S、作品が大ヒットし有名になる。
2、期待されたSの第二作目は、純愛物のシリーズだった。
3、二作目もヒット。あとがきではSが自分の甘酸っぱい思い出を書いて、これも読者たちに温かく迎えられる。
4、純愛シリーズ完結。作品はしっかり書き上げてあるが、最終巻のあとがきで、突如としてSのナンパの経験談が生々しく描かれる。ヤリ捨てやら何人切りやらと、軽薄の限りを尽くされた内容で、しかも実話と主張される。当然のごとく大ブーイングを受ける。


こんなあとがきのまま出版されるはずが無いとは思いますが、状況としてはこんなもんかと。
かえってわかりづらかったかな……


アイドル路線をやめたかったのかもしれませんが、それなら、これからはそういう商品を売らなければ良いだけのことです。
ファンの夢を砕く必要は無かったように思います。
今まで夢、夢、と書きましたが、言い換えれば信頼を砕いたということにもなります。
客との信頼を喜んで砕く……良い判断とは思えませんね。


公共の電波で不道徳なことをってのは、平野さんに限った話ではないので今回は割愛します。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。