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「現実」がキーワード UQ HOLDER! 二十三話感想

 UQ HOLDER! 二十三話の感想及び批評記事です。ネタバレ注意!


 私の予想は見事に外れて、刃太の瞬動術は素人のままという「現実」が残っていました。そして瞬動術の力量の差という「現実」の前に敗れ去ってしまいました。この後で闇の魔法のさらなる向上か何かが起こる可能性はありますが……
 楓が使っていたすごい瞬動に似ていますね。閃穿断は。
 神鳴流には宴会芸まであるのですねw
 刃太の過去はほぼ明かされていません。そして戦闘勘がある理由も明かされていません。戦闘勘は過去に関わる理由だからなのか、それとも単に才能なのか。私にはただの才能とは思えません。刃太の生い立ちや過去に関係することだからこそ、今のところ謎として隠されているのでしょう。しかしながら、これが物語に入っていけない壁にもなっています。なぜかというと、普通は主人公に共感して物語に入っていくものだからです。バックボーンをほぼ全部隠して、さらに田舎での二年間も旅立ってしまうことで分断される。第一話ではその二年間の間に育まれたであろう友情などに共感して燃えることができましたが、今はそれすらない。新しく築き上げていくのかと思えば、次から次へと活動の場が移ることで、それも阻害されている。まだ始まったばかりだからかもしれませんが、今後もずっと同じように活動の場を移し続けてしまうと、作品全体の質を落とすことにもつながるのではないでしょうか。


 それではまた来週!